OpenRouter Stealth · 2026年8月20日登場

OX ALPHA

公式発表ゼロで突然現れた
1Mマルチモーダルstealth frontier

OpenRouterに「stealth/ox-alpha」として突然登場した匿名モデル。1Mコンテキスト+テキスト・画像・動画入力、約1週間ほぼ無制限無料。早期DeepSWEテストでFable 5やGPT-5.6 Solを上回り、トークナイザー指紋はZ.ai(Zhipu)の未発表GLM系を強く示唆する。発表→検証の順序が逆転した、エンジニアが「今すぐ試さないと損」と感じる典型的サプライズだ。

登場:2026-08-20(本スライド:2026-08-21) モデルID:stealth/ox-alpha 価格:Free(preview約1週間) 提供者:匿名(Stealth)
1M
Context1,048,576 tokens / max out 131k
Video
Multimodalテキスト+画像+動画入力
Free
Preview約1週間・ほぼ無制限
~80%
DeepSWE10タスクsubsetで上位超え
GLM?
FingerprintZ.ai / Zhipu 疑惑濃厚
No.386
Day Slide2026-08-21 AI Intelligence Hub
01

発表

公式ゼロ。突然OpenRouterにstealthとして現れた

OX ALPHA 2026-08-20 OpenRouter登場
01 · 登場

stealth/ox-alpha

OpenRouter公式が「New stealth model」と投稿。ラボ名なし。

02 · 価格

完全無料

約1週間。providerはpromptsを保持するがtraining不使用。

03 · 用途

Coding & Agentic

long-horizon software engineeringと生産用途向け。

04 · 反応

今すぐ試せ

エンジニアが即座に指紋分析と実タスク検証を開始。

05 · 使用量

OpenCode #1

短期間でDeepSeekを抜き使用量トップになった報告。

06 · つまり

実力先行

発表なしでfrontier級が使える。順序が逆転した。

2026年8月20日、OpenRouterが「🥷 New stealth model: Ox Alpha」と投稿した。モデルIDは stealth/ox-alpha。提供者は「third-party provider who has chosen to remain anonymous」とだけ。公式発表もプレスもラボ名もゼロ。

スペックは「1M token context window」「Text, image, and video input」。価格は$0/$0。OpenCodeなどでも同時提供され、容量主張は「100T tokens/day」レベル。コミュニティは即座に「誰が作った?」「今すぐ試せ」と動き出した。

一次情報:OpenRouter Ox Alpha / OpenRouter公式投稿

02

スペック

1Mコンテキスト+動画入力のfrontier級を無料で

OpenRouterの公式記述とコミュニティ検証で確認されたスペックは以下の通り。

  • Context:1,048,576 tokens(1M)。最大出力 131,072 tokens。
  • Modalities:テキスト・画像・動画入力 → テキスト出力。OpenRouter stealthシリーズで初の動画対応とされる。
  • Reasoning:常時オン。effortはmax / high / lowをサポート(default max)。
  • Tools:function calling / structured JSON output対応。
  • 価格・データ:Preview期間中 $0/$0。providerがprompts/completionsを保持するがtrainingには使わない(今回は珍しい約束)。
  • 性能指標:throughput中央値約26 tps、latency約3.9秒、uptime 99.99%(初期)。

用途定位は「efficient coding, sustained agentic work, and real-world production use」。long-horizon software engineeringと視覚コンテキストを組み合わせたワークフローに特化している。

03

早期パフォーマンス

DeepSWEで上位を上回り、Eloでもfrontier圏

登場直後から複数の独立テストが走り、結果が急速に拡散した。

テスト Ox Alpha 比較
DeepSWE 10-task subset
(@davis7ほか)
~80% Fable 5:65%
GLM-5.3:62%
GPT-5.6 Sol:52%
Grok 4.6:62%
Olam Labs Multi-Agent Arena Elo #4 GPT-5.6 Solの直後。
「OpenAI/Anthropic以外で初めての本物のfrontier」
SMF Official A 127/157(80.9%) Writing・Tools完璧。
画像も実際に見ていると確認
実タスク例 ESP32ファームウェア生成
FPSゲーム生成など
「1プロンプトでFable/Opus超え」報告多数

サンプルサイズが小さい指摘はあるが、「20-30%の差」として大きく拡散。OpenCode使用量でも短期間でDeepSeekを抜いて#1になったとの報告がある。

04

指紋と出自

Tokenizer + Video EncoderがGLM系を強く指す

コミュニティは発表を待たず、即座に技術指紋を取った。

  • Tokenizer:50/50のadversarial stringsでGLM-5.3と完全一致(他モデルは9〜11/50程度)。数字プローブなどでも一致。
  • Video Encoder:GLM-5V系と同じパターンを示す報告。
  • API表面:supported parameters(top_k含む)、temperature=1 / top_p=0.95、reasoningモード仕様がGLM-5.3と一致。
  • エラーログ・スタイル:中国語エラーが出るケース、出力の比喩や癖がGLM系と似る。
  • Manifold市場:Z.ai / Zhipu AIが約80%。Xiaomi(MiMo)説も一定数あるが弱い。

公開中のGLM-5.3はテキストのみだが、Ox Alphaは動画入力対応。したがって「未発表のmultimodal GLM-5.x系内部版」という仮説が最有力。過去のstealthモデル(Pony Alpha→GLM-5、Hunter Alpha→Xiaomiなど)も中国ラボが後からclaimした前例がある。

Researchers didn't wait for an announcement, they fingerprinted it: same tokenizer, same video encoder as an existing model. Architecture leaves a signature you can't hide.— コミュニティ反応まとめ
05

なぜサプライズか

発表→検証の順序が完全に逆転した

このニュースが★★★★★級のサプライズである理由は、単なる「スペックが強い」ではない。

  • 公式ゼロ:マーケティングもラボ名もなし。ただAPIで突然使える。
  • 実力先行:エンジニアが触ってから「強い」と判明。発表→検証の逆転。
  • 無料+容量:frontier級をほぼ無制限で1週間使える。誰がこのインフラを出しているのか、という疑問が即座に生まれる。
  • 指紋の速さ:コミュニティが数時間でGLM系を特定。正体不明のまま実力が先に出る。
  • 時代感覚:「発表を待ってから試す」時代から「出てすぐ触る」時代への移行を体感させる。

X上では「誰が作ったの? 今すぐ試さないと損」「frontier級が無料で降ってきた」「中国勢のパターン再来」という声が支配的だった。これが「エンジニアが直感的に感じる典型」の正体だ。

06

どう試すか

無料期間が終わる前に自分のタスクで触る

最も確実なのは、自分のコーディング/agenticタスクで直接比較することだ。

  • 最速:OpenRouter Playgroundで stealth/ox-alpha を選択して試す。
  • API:OpenAI互換で model = "stealth/ox-alpha"。APIキーがあれば即利用可能。
  • OpenCode:ターミナルベースのコーディング環境でも提供中。
  • 注意:promptsはproviderに保持される(ただしtraining不使用の約束)。機密データは避ける。
  • 比較軸:自分の長時間タスク、視覚コンテキスト付きタスク、agent loopでの成功率・トークン効率を測る。

無料期間は約1週間とされている。正体がclaimされる前に、自分のワークロードでの体感を掴んでおくのが実務的に価値が高い。続報(公式claimや追加ベンチ)も追う価値がある。

まとめ

Ox Alphaは、公式発表ゼロで突然現れた1Mマルチモーダルstealth frontierだ。発表→検証の順序が逆転し、実力が先に出た。エンジニアが「誰が作ったの? 今すぐ試さないと損」と感じる典型的な瞬間である。

2026-08-21 — AI Intelligence Hub / Day Slide No.386

Sources: OpenRouter Ox Alpha · OpenRouter公式投稿 · Olam Labs Elo · DeepSWE early tests