VisionHub AI NEWS2026.09.21 / No.417 / エージェント / LATEST
SILVERSTEIN / MINUTES · LOCAL MEETING MEMORY → MCP

minutes。
会議の決定を、端末からエージェントへ渡す。

minutesは、会議・通話・ボイスメモを端末で書き起こし、~/meetings/のMarkdownとして残すOSSです。
コーディングエージェントには npx minutes-mcp で渡します。本号の一次は製品ローンチ日ではなく、Release v0.26.3です。

一次 GitHub Release 9/15(JSTでは9/16未明)v0.26.3 Notes show up everywhereスライド日 9/21 · 製品ローンチ日ではない副次 livechat-mcp
最初に1枚で、ローカル会議メモリ→MCPの骨格を見る
編集用の概念図です。公式画像ではありません。一次日付は Release published_at 2026-09-15T17:27:20Z(JST 2026-09-16 02:27)。スライド日は 09/21。[1][2]
今回の要点/まずは、この3つ
01 / 何が届く

ローカル会議メモリ

録音→whisper.cpp→話者分離→任意要約→~/meetings/。ファイルが基板で、MCPがエージェント界面です。

02 / 今回の一次

v0.26.3

type: noteが検索対象に。モデルセットアップの競合を直列化。CLI diarizeが平文で出る。

03 / 翌日の一手

MCPを繋ぐ

コーパスは端末に残し、Claude Code / Cursorから決定を問い合わせる。livechat-mcpは別ジョブです。

読み分け:公式・README/Release編集の整理副次・対比/末尾の数字から根拠へ移動できます。
01
WHAT

minutesは、ローカル会議メモリをMCPで見せる。

silverstein/minutesは、Granola/Otter系の会議メモをローカル優先で置き換えるOSSです。会話を端末で書き起こし、コーディングエージェントが検索できる形にします。

ホームページは useminutes.app。リポジトリは github.com/silverstein/minutes(★1,492・取得時点)。エージェント接続は npx minutes-mcp です。Claude Code / Codex / OpenCode / Gemini CLI / Claude Desktop、およびCursorなどのMCPクライアント向けに説明されています。[2]

耐久の基板はファイル

成果物は ~/meetings/ 配下のMarkdown(YAMLフロントマター付き)。Obsidianやgrepとも同居できます。クラウド専用のワークスペースが本体ではありません。[2]

エージェント界面はMCP

ファイルを人間が読むだけでなく、MCPツール経由で list / search / get できます。live transcript JSONLはリアルタイム経路です。[2][3]

本号のスライド日は 2026-09-21 です。製品の新規ローンチ日ではありません。一次は Release v0.26.3(published 2026-09-15 UTC)。

02
BROKEN ASSUMPTION

「エージェントはコードとチケットしか見ない」が、折れる。

会議の決定は人間の頭かクラウド議事録にあり、コーディングエージェントはコードとチケットしか見ない — この前提が、ローカル書き起こし+MCPで更新されます。

折れた前提(1行)

会議の決定は人間の頭/クラウド議事録にあり、コーディングエージェントはコードとチケットしか見ない。

これまで多かった像

決定は議事録SaaSかチャットのスクロールに残る。エージェント側の文脈はリポジトリ・Issue・PRに閉じる。会議と実装のあいだに手作業の橋が要る。

いま置ける像

端末上の書き起こしが、認可した範囲でMCP経由の検索対象になる。「先月の課金決定は何か」をエージェントに聞ける。橋はファイルとツール呼び出しに移る。[2]

03
PIPELINE

録音からMarkdownまで、端末の中で進む。

パイプラインはローカル中心です。書き起こしと話者分離は端末で走り、要約だけ任意でLLMに渡せます。

1Record会議・通話・メモを録音
2whisper.cppローカル音声認識
3pyannote-rs話者分離(diarization)
4LLM任意要約・決定抽出など
5Markdown~/meetings/ に保存
SUBSTRATEローカル Markdown + YAML 人が読む/vaultに折る/grepする
AGENT I/FMCP(npx minutes-mcp) list / search / get / live transcript

プライバシーの基本形は、書き起こしと話者処理を端末で行い、クラウドに送るのは認可した文脈だけ、という説明です。[2][3]

04
RELEASE v0.26.3

Notesが、どこからでも検索に乗る。

一次ソースは GitHub Release v0.26.3「Notes show up everywhere」。published_at 2026-09-15T17:27:20Z(JSTでは 2026-09-16 02:27)。

notes が検索コーパスに入る

有効な Markdown の type: note が、list/search、desktop、SDK、MCPの検索結果に出ます。既存のプライバシー規則は維持(restrictedは既定で除外)。[1]

セットアップ競合を直列化

複数のMCP/CLIが同時に初回起動しても、Whisper・VAD・設定トランザクションを直列化します。後続は完了ファイルを再利用し、部分ダウンロードを奪い合いません。[1]

CLI diarize が平文で出る

minutes transcribe --diarize file.wav が通常のテキスト出力でも話者分離します。タイムスタンプ付き話者ラベルに --json は不要です。[1]

desktop の信頼性

Windowsの空コーパス検索、macOSのChromeマイク帰属、Intel開発ビルドのSwiftランタイムなど、信頼性レビュー由来の修正が入ります。[1]

既知の未解決:desktop内のlive sidecarが高負荷時に最終発話を落とすことがある(#967)。本Releaseはタイミング証拠を追加するが、修正完了の主張ではない。[1]

05
CONTRAST · SECONDARY

livechat-mcpは、連続ボイス入力。minutesは記憶。

対比は副次です。同じ「声×エージェント」でも、仕事が違います。

観点minutes(本号の主題)livechat-mcp(副次)
仕事会議メモリ/検索/決定の再利用マイク常時ONの連続ボイス→プロンプト
出力ローカル Markdown コーパス+MCP検索発話ごとの入力をアシスタントへ即時配送
時間軸過去の会議を後から読むいま話している内容をその場で通す
Release一覧GitHub Releasesあり(本号の一次)GitHub Releases一覧なし(確認時点)

livechat-mcp(brunocramos/livechat-mcp)は、タブ切替やコピペなしでコーディングアシスタントと会話し続けるためのMCPです。minutesの代替ではありません。[4]

06
HOW TO

接続は短い。npx 一系で足りる。

README/公式が示す最短経路は次です。Rustツールチェーンは、MCPだけ使うなら必須ではありません。

# Claude Code 例
claude mcp add minutes -- npx -y minutes-mcp

# 任意のMCPクライアント設定例
{
  "mcpServers": {
    "minutes": {
      "command": "npx",
      "args": ["minutes-mcp"]
    }
  }
}
MCPを登録上記の npx minutes-mcp(または npx -y minutes-mcp)をクライアントに追加します。[2]
サンプルで試すREADMEは minutes demo --full のあと、「課金決定は何か」と聞く流れを示します。[2]
本番の録音minutes recordminutes stop で書き起こし。コーパスは ~/meetings/ に残ります。
検索はエージェント側例:search_meetings({"query":"monthly billing decision"})(README記載)。

v0.26.3を固定したい場合、Releaseは npx -y minutes-mcp@0.26.3 を案内しています。[1]

07
JAPAN DESK

翌日の一手は、MCPを繋ぎ、コーパスを端末に残す。

日本デスクの一文はこれです。決定の置き場をクラウド議事録だけにせず、エージェントが読めるローカルコーパスにする。

日本デスク/翌日のエンジニア行動

npx minutes-mcp を Claude Code か Cursor に登録する。② 会議コーパスは ~/meetings/ に残す(ローカル優先)。③ 「昨日の決定は何か」をエージェントに問い合わせる。livechat-mcpが欲しいのは連続入力で、minutesが欲しいのは記憶です。混ぜない。

今日やること

MCP接続と、1回のデモ会議(または minutes demo)。検索が通れば、決定の参照経路はできた。

やらないこと

09/21を製品ローンチ日と読まない。ダウンロード数をマーケ指標に使わない。livechatとminutesを同一製品として比較しない。

08
FOR ENGINEERS

切る点は短い。

市場予測はしません。導入と境界だけ切ります。

決定の置き場~/meetings/ のMarkdownが基板。SaaS議事録だけに閉じない。
エージェント界面人間の手作業コピペではなく MCP。ツール名の変更は v0.26.3でもなし(Release記載)。
入力と記憶を分けるlivechat-mcp=連続ボイス入力。minutes=会議メモリ。要件票で混ぜない。
初回セットアップ競合複数エージェントを同時起動するなら v0.26.3以降の直列化を前提にする。
一次日付スライド日 09/21 ≠ 製品ローンチ。引用するなら Release の published_at を使う。
CLOSING

ファイルが残る。MCPが渡す。
決定は、エージェントの文脈になる。

次に見るのは、自チームの会議が本当に ~/meetings/ に残り、検索で戻ってくるかです。クラウド議事録の写しで終わらせない。

情報源

一次は GitHub Release v0.26.3 と公式リポジトリ README。対比の livechat-mcp と dudarik 解説は副次です。ダウンロード数はマーケ指標として使いません。

確認範囲:Release v0.26.3本文、silverstein/minutes README、livechat-mcp README、dudarik解説(副次)。未確認:全MCPツール名の網羅表の最新件数の再カウント、本番デスクトップの実機検証。09/21を製品ローンチ日とは書いていません。★数は取得時点の参考(1,492)。