「使い捨て」から、止まらないエージェントへ。
TypeScript のAIエージェント基盤が、単発生成APIから durable workflow へ進化。中断・承認・再開・観測を、最初から設計に組み込む時代に入った。
agent loop / approval gate / sandbox / telemetry をひとつの実行基盤として捉える。
これは単なるSDK更新ではなく、運用前提の変更。
AIエージェントは「一回呼んで終わり」から、数分・数時間・数日をまたぐ業務プロセスへ広がっている。そこで必要になるのは、プロンプト力ではなく 止まらない実行基盤 だ。
生成APIの進化ではなく、業務を最後まで走らせるためのアップデート。
本番エージェントに必要な部品が、SDK側へ寄ってきた。
v7の核は WorkflowAgent。そこに承認、サンドボックス、telemetry、reasoning、MCP Apps が重なる。
途中で止まっても、
同じ続きから再開できる。
@ai-sdk/workflow の WorkflowAgent は、ワークフローの中で動く durable / resumable なエージェント。実行状態とツールスキーマを保存し、障害や承認待ちをまたいで処理を継続する。
Plan
タスク、ツール、制約を受け取り、実行計画を組む。
Act & Persist
ツールを実行し、ステップ境界で状態を保存する。
Resume
承認後、障害復旧後、時間経過後も続きから再開する。
AIに勝手にやらせないための承認ゲート。
自律実行で怖いのは、メール送信、決済、削除、デプロイのような不可逆操作。Tool Approval は、危険操作だけを人間承認に回し、安全な処理は自動で流す。
補助線は、
Anthropic型のループ設計。
ここは主役ではなく背景。Claude Code / Managed Agents 周辺で語られるのは、単発プロンプトではなく、loop × memory × skills × review でエージェントを継続改善する設計思想だ。
Loop
タスクを一発回答ではなく、観察・計画・実行・検証の反復として設計する。
Memory
CLAUDE.md やプロジェクト規約に、過去の学びと制約を蓄積する。
Skills
必要な能力だけを段階的に読み込み、コンテキストを浪費しない。
開発者・PMが変えるべき設計は、ここ。
導入前の注意
- ESM専用化:CommonJS前提のコードベースは移行確認が必要。
- 実験的機能:Sandbox / HarnessAgent 系は安定性と破壊的変更に注意。
- 一次情報確認:SNS由来の数値や評判は採用判断に使わず、release / docs / npm を確認する。
確定情報は、一次ソースで確認する。
このスライドは「ニュースとしての意味づけ」を強めたビジュアル版。仕様確認は公式リリース、docs、npm、Anthropic公式情報に戻る。
Visual direction: generated editorial illustrations + warm technical editorial layout. 2026-06-25 · AI Daily Briefing.